鑑定士コラム(2025.07.13)
*★*― noa先生 によるメッセージ ―*★*
みなさまこんにちは!
日曜日なんば店担当のnoaです。
もうお外は完全に夏ですね。
梅雨明けしましたとは言われておりますが、そもそも梅雨入りしましたでしょうか。
ろくに雨も降らずに夏になっているように思います。
さて、今日のお話のテーマは「
余白」です。
わたしは最近この余白の大切さを痛感しています。
最近、遅ればせながら自動車免許の教習所に通っていて、運転の練習で本当に苦労しています。
運転に余白を持たせるといいですよ、と優しい教官のお兄さんに教えてもらい、
余白…余白…余白とは(哲学)と考えながら運転していたら、道の端に車が乗り上げました。
教官のお兄さん先生はきっと何気なく言った言葉だったでしょうが、わたしにはこの二文字があれから3週間経った今でも心に残ってます。なぜならこの余白という概念は、わたしの辞書には載っていなかったからです。
この言葉の重要さは、道にぶつかりながら運転しているときもそうでしたが、その直後にストレスと過労が原因で、突然に呼吸器疾患を発症して寝込んでいる病床でも何度も頭の中を巡っていました。
わたしは、余白という概念から真逆の人間でした。もともと余白を作るのが得意ではない上に、余白を見つけると敢えてその余白を潰していくようなところがありました。
時間を最大限有効に使うために勉強と仕事以外はしない生活を自分に強いたり、何かをする時に過度に自分を追い詰めたり、こんなこと出来て当たり前出来なかったら落第やわかってるな?ぐらいの気持ちで何事にも取り組んだり、ここには書ききれないくらい自分の中の余白を潰して、完全にセルフブラック企業でした。パワハラしてる社長(脳と意識)とパワハラされてる社員(心と体)が自分という会社の中で一緒に仕事をしていました(?)
今すぐ結果出せと法外なサービス残業を社員に迫る社長わたしと
もういい加減解放してくれやと泣きながら社長の命令通りに法外なサービス残業を嫌々やらせれてる社員わたし
社長わたしvs社員わたしの殴り合いのデスマッチブラック企業です。
社長わたしは社員わたしに、オラオラァッ!さっさと結果出せやノロいんだよお前はァッ!!!と愛用の鞭で労働を強いていたのですが、ある日突然、このブラック企業に事件が起こります。
ついに社員わたしからストライキを起こされました。このストライキこそ、先に述べた呼吸器疾患です。社員が労働環境に耐えられなくなり、働いてくれなくなりました。
熱は下がらず、ずっと体もだるく、何かをしようとすると手は震え、咳をするたびに気管が破れるんじゃないかと思うくらい胸は痛み、そんな痛い咳は止まることなく出続けます。
数日間の本当にしんどくて苦しい状態の中で、病床にて思いました。
人間はやりすぎたらこういうことになるのかと。
結果を出したくて鞭を打って、無理矢理働かせ続けて本体が壊れて でも得たものはほとんどありませんでした
わたしがあれほど求めていた結果は、わたしが自分に鞭を打ってでも強いていた苦労のうちの1/10くらいのものしか得られませんでした。
教習所のお兄さん先生が言っていたように、わたしには
余白が必要だったんだと思います。
社員わたしに対して、休憩の余白をあげること、すぐ結果が出なくても見守る余白を作ること、ご褒美という名の福利厚生の余白をあげること。社長のわたしがやるべきことは、セルフパワハラではなくこういうことだったんだと思います。この余白がいかに重要なのか、少し車の運転に慣れた今はよく理解できます
自動車の運転される方ならわかっていただけると思うのですが、運転する際、ある程度ハンドルに任せるという意識が必要なこともあると思います(まだ仮免すら取ってない人間の発言)。
カーブを曲がるときも、カーブから十分に遠い距離からほんのちょっと傾ければ、余裕を持って曲がれます。しかし、教習2回目のわたし(この時まだブラック企業の社長でした)は違いました
カーブや!!!曲がらな!!!!!とハンドルを最大まで切って道にぶつかりそうになって慌てて戻してと、全部自分で計算して動かそうとしていました。
今になって思います、自分が全部やらなくても車も仕事してくれると。
わたしが運転免許を取るにあたって得た教訓は、
舵を切るのはあくまで人間だけれど、余白には余白の、人間が意識して行えない役割がある
ということです。
方向性と目的を持たないと車は進まないし、人も前に進めません。ですが、全部自分で支配して操縦しなければと息巻いて進もうとすれば、ハンドルは忙しく動き、アクセルとブレーキの匙加減は無茶苦茶になり、ただの危険運転になります。
余白を持つことは、決して何もしていないことではありませんでした。
余白は、安全に無理なくわたしたちを目的地まで運んでくれます。余白は、現状をよく見るゆとりと焦らずに修正できるゆとりをくれます。余白は、わたしたちに無意識で正しい方を選べる思考力を与えてくれます。
これらは全て、運転の練習をしながら学んだことです。運転を通してわたしは一体何の気付きを得ているんでしょうか。運転を学んでくださいという話です。
わたしは今、意識的に休憩を楽しんだり、頑張ったご褒美にずっと欲しかった香水を買ったり、外に出てパンとコーヒーを楽しんだり、余白を取って生活しています。
病気になる前のような、社長わたしから社員わたしへの暴力的なパワハラ環境を見直し、余白という福利厚生を取り入れたホワイト企業を目指して毎日を過ごしています。
セルフブラック企業という危険運転をしていたので、余白のあるセルフホワイト企業を意識した安全運転にはまだ慣れませんが(例えに例えを重ねすぎてよくわからない)、
自分で舵を取りつつ
余白の役割も信じながら、これからの努力も、自動車も、安全に運転していきたいと思います。
毎日毎日、7月と思えないレベルの厳しすぎる暑さが容赦なく地上の我々に襲いかかってきて、本当に困りますよね。
どうぞ、こまめな水分補給に体力温存、適度なガリガリ君摂取を意識されて、安全で楽しい夏をお過ごしください。
それでは日曜日、お待ち致しております。

noa(のあ)先生
なんばウォーク本店 日曜日担当
主な占術:タロット・ルノルマン・算命学など
noa先生のプロフィール
スタッフ便り(2025.06.22)
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ものすごく暑い日が続いておりますが、健康第一で夏を乗り切りましょう✨